ハナっから当てにしてません
自民党山崎拓前副総裁の北朝鮮への訪問に関し、麻生外相は「あの人の場合、話と実際が違っている場合が、過去にたくさんあるのでわからない」と延べ、訪朝の意義や成果に疑問を呈した。ローゼン閣下、正論とはいえキツイ。
国交もなく、国連決議に基づいた制裁が課せられている国へ、勝手に乗り込んだ山崎拓前副総裁。産経新聞の報道によれば、彼の話は次のとおり。
訪朝の山崎氏、「拉致進展せず」
北朝鮮訪問中の自民党の山崎拓元副総裁は12日夜、TBS番組に電話で出演し、宋日昊・日朝国交正常化交渉担当大使と会談したことを明らかにした。山崎氏によると、宋氏は「朝鮮半島の非核化は故金日成主席の遺訓でもあり、その基本方針に変わりはない」と強調したという。また、両氏は日朝平壌宣言の有効性を確認、核問題が解決し次第、その履行に努力していくことで一致した。しかし、日本人拉致問題について山崎氏が生存者の早期帰国を求めたのに対し、宋氏は解決済みとの姿勢を強調、進展はなかった。また、山崎氏は宋氏以外の北朝鮮要人とも会談したとしつつも「先方の希望で氏名は公表できない」と述べた。
つまるところ、彼は北朝鮮に行って、核開発に対する北朝鮮の不退転の決意を拝聴し、核問題解決後の日朝平壌宣言の履行の努力の空約束を頂戴し、拉致問題についても解決済みとの北朝鮮の立場を確認し、進展はなかったという。さらに名前の明かせない北朝鮮要人とも会談したがそれ以上のことは言えないそうだ。