30代1,000万円以上で勝ち組？

J-CASTニュースによるアンケート調査で、「30歳で『勝ち組』と思われる年収は1,000万円以上」という結果が出た。30代の平均年収は450〜500万円のため、同年代の倍収入があると勝ち組と認識されるらしい。

筆者の年収は1,000万円には遠く及ばないし、30代の内に1,000万になる見込みもないので、まごう事なき負け組だが、仕事は定時に終わるので、自由時間だけはそれなりにある。残業無しで1,000万円の年収がある人がいれば羨ましい限りだが、1,000万円の年収がある人は残業しまくっているに違いないと思うことにする。残業代があればもう少し贅沢も出来ると思うが、使う時間もなくなるだろう。

さて、もう同様のニュースに飽きたが朝日支局長がWinnyで個人情報の流出をしている。中には朝日支局長の家計データも含まれており、これにより、40代の朝日支局長の年収は1,900万円だということが判明した。上記の基準に照らしあわせば、文句無く勝ち組である。ピークの年収は2,100万円で、定年退職後も企業年金などで700-1,000万円の年収があるというから羨ましい限りだ。なんといっても定年退職後にも十分な額の収入があるところがすばらしい。60歳の定年後、30年続く老後生活で十分な収入が無いと昨今は路頭に迷いかねない。そういう部分がきちんとケアされる福利厚生が充実しているのはさすが朝日だと思う。

一方、妻によって殺害され切断された外資系金融会社員の年収はなんと約1億5,000万円に上るという。彼はモルガン・スタンレー・プロパティーズ・ジャパンに勤めていたそうで、外資系の金融会社の年収は文字通り桁が違う。上記の基準に照らしあわさなくても、勝ち組の超エリートであることは確かだが、殺されてしまっては元も子もないか。