サイト開始から4ヶ月

今年の正月に開始した"A Successful Failure"だが大過なく満4ヶ月を迎えることが出来た。累計アクセス数は50,000弱。1月末時点で3,000、2月末時点で8,000弱、3月末時点で19,000程度であったため、まだ極めて高い増加率を維持している。

先月末時点でおおよそ300〜500程度だった1日のPVは最近では1,000〜2,000程度となっている。これは明らかに各エントリの末尾に記載するようにした「関連エントリ」が奏功している。もともとこの"A Successful Failure"は検索エンジンやリンクサイトから訪れてそのまま帰る人が多く、ユニークアクセス率がトータルアクセスの8〜9割にも達していたのだが、「関連エントリ」を記載するようになってからユニークアクセス率は6割程度に減少、直帰せずに他のエントリも読んでくれるユーザが増えた。そうした人の中から少しでもリピータが増えると良いのだが。

いくらブックマークが集中したり大手サイトからリンクされて突発的にアクセスが増えても、それはあくまで一時的な現象であり、サイトの発展のためには、定期的に読みに来る価値があると思ってもらえなければならない。そのような質の高いエントリを継続的に供給できるか否かがが重要になるが、これについては今後とも努力していきたい。

疑似科学

このエントリは過去のエントリの内容をまとめなおしたものであり、多くは既出の内容である。しかし疑似科学やコールドリーディング、ホットリーディングに関してはこれからも当日記で継続的に扱う予定で、その際に引用すべきまとめがほしかったので作成した。その分、分量が多くなってしまっているが、こうした情報に初めて触れる人にも必要十分な量と具体例が記載できていると思う。今後霊能師とか霊媒師とかそういう人物について触れる時に、標準的なリファレンスとなれば良いと思う。

このエントリ、マイナなサイトの常としてアップしてから数日は誰にも顧みられることなく放置された。それも当然で、いつも見に来てくれる常連さんにとっては既出の内容であり、そうでない人はそもそも存在を知らないというワケだ。事態が変わったのはその3日後の名前だけのTBSコンプライアンス室というエントリで、このエントリ自体は2ちゃんねるの当該スレッドから何も情報量が増えていないのだが、タイミングが良かったのかたまたまブックマークが複数ついて多くのPVを集めることとなった。このエントリの「関連エントリ」経由でようやく存在が認知され、結果としてRinRin王国さんやまとめ.comさん等からリンクされ、多くのアクセスをいただいたが、こうした工夫がなければそのまま放置されることとなっただろう。マイナなサイトの悲哀がここにある。

ネット問題系

これらは今月数多く検索されてアクセスされたページ群である。実際「東海理化 流出」という検索キーワードによるアクセス数は1,075となっている。東海理化だけなら2,614にも上る。初期の段階でGoogleやYahooの検索結果の上位にランクされた結果だが、最近では他のページに埋もれてしまってアクセスする人はいない。この辺のエントリは特に新たな情報が追加されているわけでも、ユニークな考察があるわけでもなく、個人的には単なる事実の備忘録に過ぎないので、あまり面白いエントリではない。時流に乗って一時の客寄せにはなっても、直帰率が高く、長期的なアクセス増にはつながらない。難しいところだ。にしても、ソニー社員は一体何をやっているのだろうか。

現在進行形

こちらは現在ホットエントリにも含まれており、多くのアクセスを頂いている。人目を引くために少々暴論とも言えるタイトル&内容となっているが、高齢者の運転能力に対する問題提起、高齢者が運転せざるを得ない社会基盤についての問題提起はなされているのに、車が運転者の意図に反して暴走したことに関しては特にまとまった意見が見あたらなかったため、問題提起してみた。21世紀に入って何年もたつのに、未だ基本的な操作ミスによる事故がなくならないのは残念だ。そろそろ車が気を利かして、事故を未然に防いでくれてもいい頃だろう。

実際には、多種多様な状況で利用される車に対して、どんな状態でも安全なフェイルセーフ機構を実現するのは極めて難しい。だからこそどのメーカーもいままで実現できなかったのであり、結果としてヒューマンエラーが起こりえるインタフェースが残ってしまっている。しかしこの状況が未来永劫続くとは思わないし、後から見れば、いかに現在の車が危険な乗り物であったかと驚くようになるだろう。404 Blog Not Foundさんからトラックバックを頂いているが、下手なフェイルセーフ機構はかえって事故を誘発する原因となるとの指摘はもっともで、新たなフェイルセーフ機構の導入は慎重に行う必要があるだろう。

こちらも上記の関連エントリ経由でアクセスされている。例のごとくそれまではずっと放置されていた。このエントリによって、一人でも多くの人が飲酒運転を思いとどまってくれるようになれば良いと思う。呼気にアルコールが許容量以上検出されればエンジンがかからなくなるフェイルセーフ機構が、スウェーデンでは2012年より義務化されるし、米国やカナダでも飲酒運転の再犯者を対象にした矯正プログラムの一環として一部導入されている。日本でもMADD JAPANアルコール・イグニッション・インターロック制度導入の推進活動を開始しており、もうしばらくすれば飲酒運転も根絶できるかも知れない。テクノロジの発展により車はより安全に進化し続けている。急発進による事故を防ぐフェイルセーフの導入は無茶な願いだろうか。

残念賞

いつものことだが、科学系、宇宙系の話題は人気がない。有名な話で特に興味を引く内容でなかったのかも知れないが残念である。宇宙葬に関しては昨日スタートレックの機関長であった故ジェームズ・ドーハンらの遺灰がロケットで打ち上げられたが、国内ではあまり話題になっていないようだ。日本人の宗教観だと火葬することで魂が昇天するのでわざわざロケットで打ち上げる必要はないという事かも知れない。