サイト開始から8ヶ月

最近更新が滞り何週も遅れて何日分かまとめて更新するという形態が常態化しているが、先月にも予告したように毎日更新という原則を変更し、週1,2回の更新へ改めたいと思う。気長につきあって下さる常連の方々には、はてなアンテナによる更新チェックやRSSの購読をお勧めしたい。

8月のアクセス数は94,461と、過去最高値を更新した。やはりホットエントリの有無がアクセス数の多寡に大きく影響しており、宝くじにでも当たったと考えるぐらいが良いのだろう。本質的には日々のエントリの質を上げていくしかないのだが、更新頻度が大きく減少している中で、よりいっそう個々のエントリの質が重要になると考えている。なるべく長く続けたいと思っているので、気長におつきあい下さい。

アクセスランキング

今月のアクセス数のランキングは次の通りだ。

  1. 37,562hit: 『火垂るの墓』に対する最も参考になる米Amazonレビュー
  2. 13,548hit: 地方公務員の給料は異様に高い
  3. 5,535hit: 『火垂るの墓』に対する最新の米Amazonレビュー
  4. 2,984hit: イカサマ霊能師やインチキ占い師の手口まとめ
  5. 2,840hit: 変わり果てた彼女の姿を見ても、まだ飲酒運転が出来ますか?

4位、5位はもう定番化している感じだが、今月はなんと言っても『火垂るの墓』に対する米Amazonレビューの紹介が大きな関心を集めた。『火垂るの墓』が米国で高い評価を得ていること、米Amazonで多くのレビューを集めていることは有名な話だと思っていたのだが、寄せられたコメントなどを見ると『火垂るの墓』が海外で高い評価を得ていることを初めて知り驚いたという人が結構いたようだ。

多くの関連エントリをいただいたことも特筆すべきだろう。まず『火垂るの墓』に対する米Amazonレビュー 低評価版では、低評価のAmazonレビューを紹介していただいており多面的な評価を行うための材料を提供していただいている。ちょさかのひとりごとでは、その評価に対する反論が記載されているし、愛・蔵太さんの一連のエントリ(『火垂るの墓』は宮崎勤事件と関連して見たような記憶があった, 映画『火垂るの墓』で高畑勲監督が伝えたかったこと(アニメージュ1988年5月号から))は、高畑勲監督の意図がまとめられており大変参考になる。このような関連情報が続々と集まる所がWebの醍醐味だと思う。

地方公務員の給料の話は、「但しソースは夕刊フジ」というタグを多くいただいた。確かに2次ソースは夕刊フジだが、データを集計して公開した1次ソースは総務省の「地方公共団体の技能労務職員等の平均給与月額等について」である。個人的には1次ソースの信頼性に問題はないと思うのだが、夕刊フジを通るだけでなにやらうさんくささが漂うということだろうか(たしかにそんな感じはするが)。

今月の残念賞

今月筆者の期待外れに終わったのは次のエントリだ。

特に高周波成分をカットしたデジタルメディアの潜在的危険性について扱った『 デジタルコンテンツは現代病を誘発する?』は、興味深い事実を多く扱っており、この驚くべき事実を是非他の人にも伝えたいと考えて記載したものだ。この事実を知ったときに、筆者が最初に覚えた興奮の幾分かでも伝えられていれば良いのだが。

また、中国の軍事戦略を扱った『 せかいのはんぶんをおまえにやろうと中国は告げた。』は、日本のシーレーン断絶の意図を明確に表した中華民国九十五年国防報告書内の図だけでも一見の価値がある。日本の生命線とも言えるシーレーンの遮断を、中国政府が公式に発行している文書の中でこれだけ明確に記載していることは驚くべきことだ。