10万ヒット到達

今年の正月に始めた"A Successful Failure"だが本日累計アクセスが10万に到達した。10万アクセス達成まで4ヶ月半掛かった計算となるが、4月末時点でヒット数が5万弱だったので、5月の半月分で今までの4ヶ月分と同じだけのアクセスを記録したことになる。これは明らかに次の2つのエントリが原因だ。

5月の1日にははてなのトップページにこれら2つが両方登場すると言った事態にまでなり、1日で1万5千弱のアクセスとなった。一度に2つもホットエントリ入りするなんて滅多にないと思うので、はてなにおける最大アクセス数は大体1万5千程度と考えて良いのだろうか。ゴールデンウィーク中であったことを考慮すると普段の平日ならもう少し上積みされるのかも知れない。

最近ではその余波もほぼ無くなり元の水準までアクセス数が戻っている。注目されるのは多くの人に知ってもらう機会が増えるという意味では良いが、逆にいろいろ叩かれるので良い面ばかりではないため、はてなブックマークを禁止したいという要求もたまに見かけることがある。プロだとそういう批判にも向き合わないとならないのだろうけれど、一般人が情報発信するblogというコミュニケーションツールにおいて、そこまでblogオーナーに求めるのはある意味酷であり、そういう要求が出てくるのも当然だろう。読者から見れば、プロもアマチュアも区別はなくブラインドの状態で文書を読み公平に評価するわけだが、書き手の方は自分はアマチュアであるという甘えがある。この食い違いが様々な論争の元になっている気がする。

アクセルとブレーキ問題に関しては確信犯的*1に極論を採用している。ある事柄に関して当たり前の話を書いたところで、それは面白い文章とはならない。読者が面白いと考えるのは、新たな興味深い事実が示されるか、ユニークな視点から見た論考が示されるか等、読者の期待を良い意味で裏切ったときだ。それをふまえて、ああいったタイトル&内容となったわけだが、結果として多大な反響と幾ばくかの反発を招くこととなった。その収支はプラスだったのかマイナスだったのか。読者を想定して文章を構成する時、その文章は単なる一個人の日記ではなく、メディアに公開された論説文となるのかもしれないが、それらが一つのサイト、日記内に混在して同居するblogというシステムは、書き手と読者の受け取り方に齟齬を産みやすいシステムなのかも知れない。

当日記におけるその辺りのバランスに関しては、これからもいろいろと模索をしていきたいと思う。上述の通り、興味深いが当たり前の感想しか思いつかないニュースについては、どうせ書いても面白いエントリにはならないので極力このblogでは取り上げないで来たが、備忘録としてはそういったニュースにもポインタを張っておきたいという要求がある。はてなではミニブログは使えないし、ヘッドラインとして複数まとめて1エントリにするぐらいしかないかな。

*1:ここでは誤った意味で利用している。この意味を表す良い言葉が無いというのは困りものだ