A Successful Failure 2008年のまとめ

2007年の1月1日に開始したA Successful Failureも2周年を迎え、明日より3年目に突入する。1年目はほぼ毎日の更新を心がけてきた本blogだが、2年目は更新頻度がぐっと減り、年間のエントリ数は昨年の1/10以下のわずか30エントリ(本エントリ含む)となった。それでもアクセス数は5割増と言ったところなので、1エントリあたりの生産性は向上したと言えるかも知れない。備忘録的な感じで始めた本blogだが、更新頻度の低下に反比例するかのように長文化が著しい。更新頻度が少ないのだからその分質の高いエントリで無くてはならないという思いから、エントリ作成のハードルを無闇に上げている気がするので是正したいと思っている(要するに来年はもっとお気軽なテーマも扱うよという予防線です)。

304 Not Modifiedさんのところで『【TB企画】あなたのブログの中でおすすめのエントリを教えてください2008』という企画が催されていることに気づいたので、総計わずか30エントリの中からではあるが、今年のベストエントリを挙げると次のようになる。

  1. 2001年9月11日、ワールドトレードセンタービルの102分間
  2. 太陽が最期を迎えても地球ごと助かる方法
    • テラフォーミングでは多くの奇想天外なアイデアが真面目に検討されているわけで、その中でも本エントリで扱ったアイデアはもっともわくわくするものの内の一つだと思う。まあ、ぜったい自分が生きているうちには実現できない話ではあるのだけれど。
  3. そろそろ無農薬/有機栽培野菜に対する盲信を見直してはどうか

実ははてブ数やアクセス数から言うと、『Amazonのサービスが急激に劣化している件について』の方が2,3位よりもずっと多かったりするのだが、このエントリは別に知的好奇心が満たされるものではないので、個人的にはあまりオススメとは言えない。最終的に物流に頼ることになるe-commerceの在り方についてまで踏み込んだ議論ができれば良いのだが、それをするには筆者の勉強が足りない。

上記を見ると、筆者が読まれて欲しいと思うエントリはそれなりに注目されるようになってきたという感じがある。はてなアンテナに登録している人が100人を超え、RSS購読者もそれなりの数に上ってきたことから、エントリが知られずに埋もれてしまう危険性は減ってきたのではないかと思う。それでも『今さら聞けないGoogleのこと、ぜんぶ』とか『数字から見る韓国経済のやばさ』とか大外れがあったりするわけで。ニーズが無いのか、エントリがまずいのか。あるいはその両方か。個人的には新たな発見があって興味深かったテーマを扱ったものなのだが……

来年はアンテナを広げる努力をして、せめて毎週なにか新しいことを発見、学べるように努力していきたい。それらはなるべくエントリとして共有できるようにして、また別の新たなことを知るきっかけになれば良いと思う。エントリを書くためにいろいろ調べるていると、いかに自分がモノを知らないかと言うことに毎回気づかされる。そしてそのエントリを公開すると、今度はコメントで別の視点や情報を提供されるのだ。ネットは自分の能力不足を補うことのできる素晴らしいツールだと思う。なんとか使いこなせるようになって、多少は誰かの役に立つ人になりたい。

*1:エントリとは関係のない陰謀論に関するコメントを何度もされる方がいて残念だった。