サイト開始から6ヶ月

LM-72007-06-30


6月も今日で終わり、本blogも丸半年続いたこととなる。累計アクセスは145,000程度。先月まで倍々ゲームで増えていたPVはここに来て前月の半分弱の28,000に留まった。急に面白くなくなってアクセス数が減ったわけではないと信じているが、前同比半減と言う結果は企業なら存続が危うくなるほどの由々しき事態である。多数のブックマークを集めるようなエントリを提供できなかったことが敗因と見られるが、抜本的な解決には筆者の文筆能力を向上させるしか無くある程度の時間がかかるだろう。上記の事から、本blogのアクセス数は今後は大体毎日1,000PV、月刊30,000PVぐらいで落ち着くことになると見ている。

アクセスランキング

今月のアクセス数トップ5は次の通りだ。

  1. 3,435hit: イカサマ霊能師やインチキ占い師の手口まとめ
  2. 1,350hit: 痛車の希少性を高めると言う点で極めて秀逸なFORZA2の貧弱なペイントツール
  3. 1,092hit: メガカロリー時代のハンバーガー戦争
  4. 801hit: FORZA2に見るコンテンツ創造型コミュニケーションのあるべき姿
  5. 776hit: 社員流出を促進する違法ツールWinny特別調査員2

トップの『イカサマ霊能師やインチキ占い師の手口まとめ』は2ちゃんねるのオカルト板などでもリファレンスとして利用されており、累計アクセスも10,000hitを超えてビリーバーと戦う時に重宝されているようで好ましい。疑似科学ネタとしては、2007-06-11付エントリ『スタッフの多大な努力によって支えられている超能力捜査番組』も同様に標準リファレンスとして使われると良いのだが。また、超能力捜査番組が放映された時にでも読まれると筆者としてもうれしい。

2位と4位のFORZA2ネタだが、筆者はFORZA2をプレイしていないしそもそもXBOX360自体所有していない。それでもFORZA2は、コンテンツ共有型コミュニケーションのあり方を考察する上で非常に貴重な実例であることは確かであり、このような例を多く集めそれらに共通する法則が見いだしたいと考えている。新たなコミュニケーションのあり方の考察としては、『ニコニコ動画の傾向と対策』と『ニコニコ動画最大のイノベーション』で取り上げたニコニコ動画のコミュニケーションについての考察がWIRED VISION / 濱野智史の「情報環境研究ノート」 / 第3回「Twitter」と「ニコニコ動画」の共通点(2):ニコニコ動画編で紹介されており、新たな考察とともにコミュニケーションのあり方が論じられており興味深い。

3位のメガテリヤキネタだが、「カロリー メガテリヤキ」で検索してきた人が600人以上いた。そんなにカロリーが気になるなら食べなければいいのにとも思うが、怖いもの見たさと共通するモノがあるのだろうか。カロリー計算をしてみるとちょうどパティ6枚のギガマックが1,000kcalちょうどなので、246kcalずつ加算するとテラマック(8枚)、ペタマック(10枚)、エクサマック(12枚)と計算できて便利だ。このギガマック単位系を使うと、メガテリヤキLセットメニューがエクサマック(12枚)に相当するというのは衝撃的な事実だろう。

5位のWinny特別捜査員2のネタだが、このソフト自体にはほとんど関心が集まらず多くはYahoo!知恵袋経由で、流出した暴力団情婦の女優名を求めてアクセスされた。しかし、こんな検索すれば一瞬で答えが分かるような質問をする意味が分からない。検索エンジンで検索するよりも見ず知らずの人に聞く方が手軽で良いのだろうか。2ちゃんねるでは100年ROMれ!とか怒られそうな質問だけど。

あまりに酷い中国の衛生管理と職業倫理

明らかに利用者に健康被害が生じることが分かっているのに、平気な顔をしてそれを作って売りさばく中国の倫理観の酷さには呆れるばかりだ。経済規模の発展に人々の意識がついていっていない感じがして、粗野な成金を連想させる。ノブレス・オブリージュ(noblesse oblige)という言葉があるが、財産、権力、社会的地位には社会的責任が伴うのだ。義務をおざなりにして権利ばかりをふりかざすDQNのほうがしっくり来るかも知れない。いずれにせよ、早急な法整備と、教育による民度の向上を図ってもらいたいところだ。中国には「衣食足りて礼節を知る」とか「倉廩実つれば則ち礼節を知り、衣食足れば則ち栄辱を知る」という言葉もあることだし。

今月の残念賞

国際捕鯨委員会の理不尽な運営に関してはもっと周知されるべきだと思う。論理的な話が出来ない団体と付き合うのにエネルギーを費やすのは馬鹿げている。その点でIWC脱退、新しいクジラ資源管理機関の設立の可能性を表明した日本代表団の行動は理にかなっている。もしこれが実行に移されるのならば、国際協調に重きを置き、アメリカ追従路線をひた走ってきた戦後日本外交の明確な転換点となるだろう。

全国はちみつ公正取引協議会が検査対象の二割に上る純粋蜂蜜不正表示を黙認していた問題は、業界ではそうした偽装が公然の秘密と捉えられていたと言う点で、ミートホープの牛肉偽装事件とも通じるところがある。どちらもどうせ消費者は偽装に気づかないという事実が動機になっているわけだ。表示でしかホンモノを見分けられない消費者側にも問題があるのは確かであり、普段からホンモノに触れてホンモノとニセモノの違いをしっかりと確認しておくことが必要だろう。きっとホンモノの方が美味しいのだろうし。

最後のエレベータの話は昨日のエントリなのでまだほとんど閲覧されていないが、知っておいて損をすることはない。まあ、使う機会がないことが一番だけど。