布団乾燥機の威力

Englischer Garten München (Apr.


今住んでいるところがなかなか布団を干すことが出来ない環境であることもあり、前々から欲しかった布団乾燥機を購入した。布団が乾燥してダニ対策ができれば文句は無かったのだが、フィトンチッド成分である「ヒノキチオール」や森林浴油(芳香)で、心おだやかに眠りに入れるという森の香り成分放出機能に惹かれてしまったので、三菱電機AD-P80LSをセレクトした。およそ1万円の買い物である。

結論から言うと、森の香り成分の芳香効果はまったく感じられないので、下位機種のAD-P60LSやAD-P40で良かったような気がするが(およそ半額)、布団乾燥という基本機能については大いに満足している。

布団乾燥時には付属しているダブルサイズマットを敷布団と掛け布団の間に挟んで敷き、布団乾燥機のノズルをマットに接続して、高温の空気をマットに送り込む。マットは送り込まれた空気によりふくらみ、熱により周囲の布団を暖める。大体90分の運転で、布団が乾燥されてふかふかになる。羽毛布団も普段より軽くなった気がする。

ダブルサイズマットは利用しないときには本体内にたたんで収納できるから邪魔にならない。ちょっとたたんだり、取り出したりするのが面倒に思うこともあるが、筆者は布団乾燥機は袋かなにかで布団を包み込むものだと想像していたので、想像よりもずっと手軽であった。

ほかほかの布団で寝られると言うのは特に冬場にはとてもありがたく、毎夜寝る前には布団乾燥機でベッドを暖めるのが習慣になっている。夏はさすがに布団乾燥機を利用した後は暑苦しくって寝られないだろうが、冬はこの暖かさが気持ち良い。なぜもっと早く買わなかったのかと後悔仕切りである。

なお、この布団乾燥機では、布団のほかにハンガーにかけた衣類を丸ごと覆って乾燥させる衣類乾燥機能や、専用ノズルでブーツや靴を乾燥できるブーツ乾燥機能もある。筆者は洗濯物はすべて洗濯乾燥機で乾かしてしまうので、衣類乾燥機能を使う機会は無いのだが、洗濯乾燥機を利用しない人にとっては、利用価値のある機能かもしれない。

布団乾燥機は構造的にはきわめて単純で、本質はタイマーつきの温風機である。そのため5000円程度と比較的安価に購入できる。これは一家に一台あっても損にはならないと思うので、なかなか布団が干せない人は是非購入を検討すべきであると思う。

MITSUBISHI フトンクリニック ふとん乾燥機 ホワイト AD-P80LS-W

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MITSUBISHI ブーツクリニック ふとん乾燥機 ブルーグレー AD-P60LS-AH
MITSUBISHI ブーツクリニック ふとん乾燥機 「小物もほすべえ」 ブルーグレー AD-P40-A