結婚しない論理的に完璧な理由

筆者はいい歳して独身を継続中な訳だが、そもそも女性との接点がないという問題がある。世の中の男性は、合コンやらデートやら出会いを求めて日夜様々な努力をしているわけだが、筆者はそうしたアクティビティに自ら参加したことはない(知らない間に参加していて場の空気を読まず顰蹙を買ったことはある)。小鳥がエサを求めて口を大きく開け、ピーチクパーチク鳴いていれば、エサが与えられることもあるだろうが、口も開けず鳴きもしない筆者のような人間にそうした出会いがあろうはずもない。

ところが、最近はそうした人間にも無理矢理口をこじ開けてエサを放り込むようなサービスが登場し盛況だという。親が子の相手を探す代理見合いサービスである。

代理見合い」は、ホテルなどの会場を使うパーティー形式が一般的。会場に未婚の子供を持つ親が集められ、親は子供の写真とプロフィルを持ち、希望する年収、学歴、容姿などに合った相手を探す。親同士の話がまとまれば、その後、子供同士が会うことになる。

親が子供の相手を探す 「代理お見合い」大盛況 : J-CASTニュース

当人に結婚の意思があるのならば、自分の人生の伴侶ぐらい自分で見つける努力をしてはどうかと思うし、結婚の意思がないのであれば大きなお世話だ。誰も得しないサービスなのではないかと思って、代理見合いサービスを提供する縁結びの会を見ると、次のような文章が掲げられている。

  負け犬、結婚難民といった言葉がメディアに溢れている昨今、主に30代・40代の男女において、結婚は1つの大きなテーマとなっています。しかしそれとは反して、IT化が進み、パソコンの操作ならお手のものだが、人とのコミュニケーションがうまく取れない。コミュニケーションがうまく取れないから面倒くさい・・・

 こういう若者も少なくありません。しかし、彼ら以上に結婚を重くとらえ、活発に動き出しているのが、彼らの親世代に当たる50代から70代であることは、あまり知られていません。これが現代を象徴するかのような「代理お見合い」サービスです。

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いわゆる非コミュの親をターゲットとしていることがよく分かり、筆者の親なんて格好のターゲットだ。幸いにして筆者の周辺にはそのような動きがないが、筆者が結婚について聞かれたときには次のように答えるようにしている。

私を配偶者候補に選ぶような、人を見る目のない人には興味がありません。

まさに一分の隙もない論理的に完璧な回答だと自負しているが、どうだろうか。