辞めるつもりがずるずると
産経新聞によれば、今年4月に社会人となった新入社員の4割は、就職先を最初から辞めるつもりで入社しており、3年以内に転職することに抵抗感を持っていないという。今年は超売り手市場で、引く手数多な学生も多かっただろうから、転職してもやっていけるとの自信があるのだろうか。
筆者は就職氷河期の就職組だが、最初から辞める気満々だった。ところが、筆者の入社以来会社の業績は右肩上がりで好調を維持しており、特に近い将来に潰れるような危険は無さそうという点と、2007年6月17日付エントリ『残業無しの生活』で書いたように、基本的に残業がないという仕事スタイルに安住してしまって、転職のタイミングを逃したまま、ずるずると居座ってしまっている。もはや残業をバリバリするような仕事スタイルにはとても順応できそうにない。
最近は残業も徐々に増え、後者のメリットが薄れてきて(それでも月10時間ぐらいだが)、安月給というデメリットが強調されてきたので、そろそろ転職したほうが良いかとの思いが強くなってきた。とはいえ、どこか雇ってくれるところはあるのだろうか。新入社員なら可能性を売り込めば転職できるだろうが、歳を取ってくると可能性ではだめで即戦力が求められるから、転職できる人は限られてくる。デキル人から辞めていく、どこの職場でもそうだろう。
転職系のサイトには給料を査定できるサービスをしているところが多いが、その際自分のスキルを記入するに当たって悩んでしまう。一体自分は何ができる人間なのだろうか。エントリーシートを適当にそれっぽく埋めることはできるが、それで転職したとしても新たな仕事をこなせるかどうか疑問だ。実務とはあんまり関係が無くても資格を取るなどして、自身の能力を定量化していくことが重要だと思う。
いずれにせよ、やはりスキルを磨かないとなかなか厳しそうなので、余暇にでも勉強しておくべきなのだが、なんとかこのblogと両立できるような良い方法はないかと探しているところだ。数年前までは英会話学校に通ったりしていたのだが、今は英語力の維持を心がけているぐらいだ。最近はプログラムの勉強をやり直そうかと思いつつ実行に移せないでいる。少なくともだらだらとWebを見たりして浪費している時間を減らして、メリハリをつけないといけない。最近は何もかもが中途半端になってしまっているので、気合いを入れ直す頃合いだろう。
しかし、独り身だし将来の展望も夢も特にないので、モチベーションが上がらないのが一番の問題だろう。みんなで楽しく勉強できるそんなコミュニティは無いものだろうか。