科学
老若男女を問わずダイエットに悩む人は多いだろう。しかし、まもなくそれも過去の事となるかも知れない。既存の方法よりもずっと安全で低コストな脂肪除去が、まもなく身近で(もしかすると家庭でも)受けられるようになるだろう。もはやダイエットのために…
我々の自我は身体のどこに存在するのか? 我々は目という窓を通して実世界を眺めている感覚を有しており、すなわち、自我が目の奥に存在すると感じている。ところが、稀に自我が自分の身体から浮遊して別の位置にあるように感じられる場合がある。『心の脳科…
認知科学の基本となる考え方にアフォーダンス(affordance)と呼ばれる概念がある。既に何十年も前に確立された理論であるにも関わらず、人の直感に反するためか、今日でもアフォーダンス以前の古典的な解釈が幅を利かし、ネット上でも誤った解釈に基づく記述…
長雨の季節である。思いかけず雨に降られて、傘が無くて往生した経験は誰にでもあるだろう。そんなとき、少しでも雨に濡れないで済むように走る人は多いが、それは本当に意味のあることだろうか。走ると雨に濡れる総時間は確かに短くなるだろうが、単位時間…
誰でも一度は水面に石を投げて跳ねる回数を競う水切り(石跳ね)をやった記憶があるだろう。水切りの世界記録は2002年に樹立された40回という数字だったが、このほど米国ペンシルバニア州在住のRussell Byars氏が51回を達成し、世界記録を塗り替えたそうだ。…
( ;^ω^)<へいわぼけ: レコードのほうがCDよりも音がいいとか言ってる奴は耳が腐ってるんじゃねーの?では、LPの方がCDより音がよいということに対して、懐疑的な見方が支配的なようだ。しかし、残念なことに科学的検証を無視して自分の意見を書き散らす…
アインシュタインの相対性理論は世界で最も有名な理論の一つだろう。ところが身の回りの世界はニュートン力学で間に合ってしまうことが多く、日常生活で相対論効果を意識することはない。理系ならば大学の一般教養課程で特殊相対性理論と一般相対性理論は学…
産経新聞によれば、日本大学生物資源科学部の奥忠武教授を中心とする研究グループが、植物の光合成の能力を3割増強し、植物を大きく育てられる手法の開発に成功したという(リリース文、論文)。植物を効率よく栽培できるため、バイオマスエネルギーや食物の増…
白熱電球は、すばらしいアイデアを思いついたり、新たな技を閃いたりする時の比喩表現として使われるにも関わらず、実に無駄の多い照明である。通常利用される100Wガス入り白熱電球は投入されたエネルギーでは可視放射10%、赤外放射72%、残りが熱伝導で消費…