宇宙

清水建設宇宙開発室による月面基地建設計画

清水建設が宇宙開発室を設立したのは1987年のこと。以後、宇宙に大規模構造物を建築し、宇宙居住を実現することを目的として、要素技術の研究開発が進められているようだ。シミズ・ドリームにおいても月面基地の建設に関して触れられているが、清水建設宇宙…

太陽が最期を迎えても地球ごと助かる方法

22日にCNNが伝えたところによれば、地球から肉眼で観測できる物体としては最も遠い距離である75億光年先の恒星の爆発を観測したという。75億光年先の75億年前の出来事が肉眼でも確認できたというのは感慨深いものがある。爆発前の星は太陽の約40倍にまでふく…

かぐやの月面映像が偽物とのたわごとについて

頭が痛くなる話だが、『NHKのハイビジョンの「かぐや」からの月面映像は、偽物らしい。』なんて妄言が性懲りもなく出ているようだ。はてなブックマークを見ると、みんなネタとして楽しんでいるらしい。出所は副島隆彦氏の掲示板。『人類の月面着陸は無か…

もし宇宙人からの信号を受信したらどうすべきか?

SETI(Search for Extra-Terrestrial Intelligence:地球外知的生命探査)は地球外知的生命体を検知することを目的としたプロジェクトである。中でも、プエルトリコのアレシボ天文台によって収集された宇宙から届く電波をグリッドコンピューティングの技術を用…

第二の月が夜空を明るく照らすZnamya計画

夜空を明るく照らす月は、照明がない時代や地域において貴重な存在である。いつでも満月が夜を照らしてくれれば、夜中の活動もずっと楽になるだろう。ロシアが本気で空に第二の月を作り出すZnamya(ズナーミャ)計画を推進していたことはあまり知られていな…

人類が月に着陸したことを信じない2割の人々への反論

「人類は月に行っていないと思う」人がなんと2割に達したオリコンの調査結果が話題になっている。1969年7月20日、アポロ11号が成し遂げた人類初の月着陸という偉業を信じないとはいかなる理由だろうか。よっぽど懐疑派が多いのか、JAXAは第3話 人類は月に行…

人の顔のように見える地形

火星の人面岩 1976年、JPL(ジェット推進研究所)はバイキング1号(Viking 1)が撮影した火星の表面に人の顔の形に見える地形があることを発表した。この写真は火星上空高度1873kmから撮影されたものであり、人面岩は、火星の北緯40.9度、西経9.45度に位置し、…

地球外知的生命体の存在確率

The European Southern Observatoryはスイス、フランス、ポルトガルの天文学者チームが居住可能な条件を備えた、地球に似た惑星を発見したと発表した。 この惑星は地球から20.5光年先に位置する恒星Gliese 581の周りを周回するGliese 581cであって、表面温度…

宇宙葬:お父さんは星になって見守っているんだよ

宇宙葬は、衛星ロケットに故人の遺骨を乗せ、地球軌道上に打ち上げるサービスである。記念誌やビデオ制作、遺族のためのセレモニーなどを含めて、費用は締めて105万円(税込)となっている。遺骨は専用のカプセルに入れられて、直近の衛星ロケットに載せられ…

火星を水の惑星AQUAに変える方法

ESAプレスリリースによれば、火星探査機Mars Express搭載のMARSIS(Mars Advanced Radar for Subsurface and Ionospheric Sounding)による観測結果から、火星の南極地下に、火星の地表全体を水深36フィート(約11m)で覆うほどの大量の氷がトラップされている…

地球温暖化の進行は太陽光反射鏡の完成を待ってはくれない

太陽光反射鏡による入射エネルギー削減 アーサー・C・クラークの3001年終局への旅 (ハヤカワ文庫SF)では、地球の半分を放熱板で覆うことでようやく地球温暖化の進行を食い止めた描写があったが、産経新聞が報じたところによれば、米国政府は、宇宙空間に浮か…

大迷惑にもほどがある中国の衛星破壊実験

2007年1月19日付エントリー『中国の衛星破壊実験は、人類の宇宙進出を不可能にする』においてケスラーシンドローム (Kessler Syndrome)誘発の危険性に触れた中国の衛星破壊実験だが、デブリとISSの軌道が交差することが判明した。GIGAZINEがシミュレーション…

中国の衛星破壊実験は、人類の宇宙進出を不可能にする

中国が高度約850kmにあった自国の古い気象衛星を、地上から発射した弾道ミサイルで破壊する実験に成功したという。これは、敵国の偵察衛星や通信衛星などを攻撃する技術力の実証試験であると考えられるが、気になるのは今回の実験が撒き散らしたスペースデブ…